山中コンサルティングオフィス

MD Watching

  • コペンハーゲン 百貨店事情
    百貨店のレベルが高い日本に慣れた目でヨーロッパの百貨店を見ると、MDや演出が残念に見えます。アングロサクソン系の英国は米国と同様にデパートのレベルが高く、またLVMHやギャラリーラファイエットなどの巨大企業が百貨店を傘下に置いているフランスもどんどんアップスケールしていますが、ベルギーもスペインも以前のイタリアも残念な感じ。今回訪れたコペンハーゲンも同様でした。 なので、現地のデパートは年配層やファミリー向けの前時代的業態と言え、人も少ない。しかし、変革の兆しが見えている店もあります。その代表が、「イルム(Illum)」でしょう。   1891年創業の同店。1972年までは創業家が家族経営をし、その後は同業他社やメルリリンチなど、様々経営母体が所有し、2013年にイタリアのデパート「リナシャンテ(La Rinascente)」の傘下に入ります。「リナシャンテ(La Rinascente)」といえば、タイの巨大流通グループ「セントラル(Central)」が経営母体。このグループに入ってから「リナシャンテ(La Rinascente)」はどんどん、ファッショナブルに変わってきたのですが、「イルム(Illum)」も同様の道筋を歩いているようです。 ファッションは大衆ブランドを中心にデザイナーやラグジュアリーが点在。凡庸なMDです。現段階では、飲食フロアが魅力でしょう。… ... read more
    Source: MD WatchingPublished on 2018-08-13
  • コペンハーゲン 百貨店事情
    百貨店のレベルが高い日本に慣れた目でヨーロッパの百貨店を見ると、MDや演出が残念に見えます。アングロサクソン系の英国は米国と同様にデパートのレベルが高く、またLVMHやギャラリーラファイエットなどの巨大企業が百貨店を傘下に置いているフランスもどんどんアップスケールしていますが、ベルギーもスペインも以前のイタリアも残念な感じ。今回訪れたコペンハーゲンも同様でした。 なので、現地のデパートは年配層やファミリー向けの前時代的業態と言え、人も少ない。しかし、変革の兆しが見えている店もあります。その代表が、「イルム(Illum)」でしょう。   1891年創業の同店。1972年までは創業家が家族経営をし、その後は同業他社やメルリリンチなど、様々経営母体が所有し、2013年にイタリアのデパート「リナシャンテ(La Rinascente)」の傘下に入ります。「リナシャンテ(La Rinascente)」といえば、タイの巨大流通グループ「セントラル(Central)」が経営母体。このグループに入ってから「リナシャンテ(La Rinascente)」はどんどん、ファッショナブルに変わってきたのですが、「イルム(Illum)」も同様の道筋を歩いているようです。 ファッションは大衆ブランドを中心にデザイナーやラグジュアリーが点在。凡庸なMDです。現段階では、飲食フロアが魅力でしょう。… ... read more
    Source: MD WatchingPublished on 2018-08-13
  • コペンハーゲンのユニクロはここ
    メンズファションウィークの後、デンマーク・コペンハーゲンに滞在しました。ちょうど私が滞在していた時、日本のメディアではコペンハーゲンにユニクロがコペンハーゲンに店を出すとう報道がされていました。 しかし、私はそんなことも知らず。。。 マーケットリサーチで街を回っていると、偶然ユニクロのロゴをあしらった仮囲いを発見したという次第です。 ユニクロが出店するのは、世界一長いと言われるコペンハーゲンの歩行者天国ストロイエ通り(Vimmelskaftet 38, Copenhagen, Denmark)。中央駅の方向から中央広場に向かう途中のちょっとだけ道幅が細め(でも十分広いですが)になっている箇所です。周辺はザラがあり、デンマークが誇るファッション企業ベストセラー社が手掛けるSPA「ONLY」のすぐ近くです。ダウンタウンでちょっと怪しげなエリアから、市内随一の広場に抜けるあたりという感じです。高級ブランドや百貨店は広場の方、高感度なセレクトショップはもっと奥(北東)に広がっていますので、駅から来る旅行客からするとショピング街の入口付近。目的もなく目抜き通りを歩いても、見つかるとくことで、「良い立地」と言えます。 出来る店舗は、約420坪で(地下1階~地上2階ということですのでユニクロの旗艦店と比べると小ぶり。建物も間口が狭めです。ユニクロのリリースによると、1840年代、後にデンマーク国王フレデリク7世との結婚により、ダナー伯爵夫人と呼ばれるルイーズ・クリスティーン・ラスムセンが開いた婦人服店があり、「Louise Hus(ルイーズの家)」と呼ばれる建物だそう。大きさより、歴史的意匠や背景を生かした店舗になるのでしょうか。楽しみです。 そして、コペンハーゲンとユニクロも相性は良さそう。シンプルでリラックスしたユニクロの服は、北欧の生活者に合いそう。スペインやイタリアの大胆なイメージとは違って。。。… ... read more
    Source: MD WatchingPublished on 2018-07-31
  • コペンハーゲンのユニクロはここ
    メンズファションウィークの後、デンマーク・コペンハーゲンに滞在しました。ちょうど私が滞在していた時、日本のメディアではコペンハーゲンにユニクロがコペンハーゲンに店を出すとう報道がされていました。 しかし、私はそんなことも知らず。。。 マーケットリサーチで街を回っていると、偶然ユニクロのロゴをあしらった仮囲いを発見したという次第です。 ユニクロが出店するのは、世界一長いと言われるコペンハーゲンの歩行者天国ストロイエ通り(Vimmelskaftet 38, Copenhagen, Denmark)。中央駅の方向から中央広場に向かう途中のちょっとだけ道幅が細め(でも十分広いですが)になっている箇所です。周辺はザラがあり、デンマークが誇るファッション企業ベストセラー社が手掛けるSPA「ONLY」のすぐ近くです。ダウンタウンでちょっと怪しげなエリアから、市内随一の広場に抜けるあたりという感じです。高級ブランドや百貨店は広場の方、高感度なセレクトショップはもっと奥(北東)に広がっていますので、駅から来る旅行客からするとショピング街の入口付近。目的もなく目抜き通りを歩いても、見つかるとくことで、「良い立地」と言えます。 出来る店舗は、約420坪で(地下1階~地上2階ということですのでユニクロの旗艦店と比べると小ぶり。建物も間口が狭めです。ユニクロのリリースによると、1840年代、後にデンマーク国王フレデリク7世との結婚により、ダナー伯爵夫人と呼ばれるルイーズ・クリスティーン・ラスムセンが開いた婦人服店があり、「Louise Hus(ルイーズの家)」と呼ばれる建物だそう。大きさより、歴史的意匠や背景を生かした店舗になるのでしょうか。楽しみです。 そして、コペンハーゲンとユニクロも相性は良さそう。シンプルでリラックスしたユニクロの服は、北欧の生活者に合いそう。スペインやイタリアの大胆なイメージとは違って。。。… ... read more
    Source: MD WatchingPublished on 2018-07-31
  • あの「Loft design by」が「ldb」にリニ…
    コレクション期間中にサンジェルマン近くのレンヌ通りを歩いていたら、いい感じのお店があったので入ってみました。 今、ヨーロッパのボリュームマーケットで広がりつつあるシンプル&リラクシングなイメージです。ウィンドーにあったURLを調べると、「ldb」というブランド名だということが判明。どこかで聞いたことのある名前です。   そこで、さらに調べると、フレンチカジュアルでかつて一世を風靡した「Loft design by」がリニューアルしたブランドだということがわかりました。 「Loft design by」は 、パトリック・アンリが1989年創業。その後、パリのファッションエリアではよく見かけるブランドとなり、アニエスベーやAPCよりずっと手頃なフレンチカジュアルということで人気だったストアブランドです。日本でも、ファイブフォックスがLDBというブランド名で、ラインセンス販売をしていたことがあります。… ... read more
    Source: MD WatchingPublished on 2018-07-30
  • あの「Loft design by」が「ldb」にリニ…
    コレクション期間中にサンジェルマン近くのレンヌ通りを歩いていたら、いい感じのお店があったので入ってみました。 今、ヨーロッパのボリュームマーケットで広がりつつあるシンプル&リラクシングなイメージです。ウィンドーにあったURLを調べると、「ldb」というブランド名だということが判明。どこかで聞いたことのある名前です。   そこで、さらに調べると、フレンチカジュアルでかつて一世を風靡した「Loft design by」がリニューアルしたブランドだということがわかりました。 「Loft design by」は 、パトリック・アンリが1989年創業。その後、パリのファッションエリアではよく見かけるブランドとなり、アニエスベーやAPCよりずっと手頃なフレンチカジュアルということで人気だったストアブランドです。日本でも、ファイブフォックスがLDBというブランド名で、ラインセンス販売をしていたことがあります。… ... read more
    Source: MD WatchingPublished on 2018-07-30
  • 仏オンライン発ブランドのリアル店舗「…
    オンライン発ブランド、D2Cというと、「エバー・レーン」「ブランディー・メルヴィル」などアメリカのプレイヤーが有名ですが、フランスにもあります。「セザンヌ」というブランドで、まだ30代になったばかりの女性モルガンヌ・セザロリが7年前に創業したブランドです。こちらのブランドは、パリ在住の松崎さんが書かれたAILのレポートを読んで知りました。 中心地2区にはあるのですが、ちょっとショッピングエリアから外れているので、なかなか行けませんでしたが、今回の出張でチェックしてきました。   場所は、ファッションの問屋街サンチエの北あたりです。このあたりまで来ると、問屋街のワサワサした感じもなく、表通りから外れて店舗の視認性も高くなっています。 店内には、20-30代の女性たちで程よく賑わっていまいた。店内の写真は、お客様が写り込んでしまい、アップできなかったので、こちらをごらんください。 「ラパルトマン」という名の通り、インテリアは部屋風。ウェアはやシューズなどはクローゼット風、食器やステーショナリーも収納庫にある様な感じで展示・陳列しています。 ファションのキーアイテムは、リゾートに映えそうなドレスやトップス。ヴィンテージをebayで販売したのが、ビジネスのきっかけだった同社らしく、どこかレトロなエッセンスを感じるものが多く、独特の雰囲気が出来上がっていました。 また、オンライン発ブランドらしく、欠品しているものをタブレットを使ってEC経由で購入可能、レシートはメール経由、ECサイトでの購入に対する返品・交換を隣接店舗で行うなど、スマートなサービスも用意していました。 価格は、カットソーで50ユーロほど。ファストファッションよりワングレード上で、COSと同じぐらいです。ただ、この価格でこの雰囲気を出している店はフランスではあまりないので、そこも人気のポイントなのかもしれません。… ... read more
    Source: MD WatchingPublished on 2018-07-26
  • 仏オンライン発ブランドのリアル店舗「…
    オンライン発ブランド、D2Cというと、「エバー・レーン」「ブランディー・メルヴィル」などアメリカのプレイヤーが有名ですが、フランスにもあります。「セザンヌ」というブランドで、まだ30代になったばかりの女性モルガンヌ・セザロリが7年前に創業したブランドです。こちらのブランドは、パリ在住の松崎さんが書かれたAILのレポートを読んで知りました。 中心地2区にはあるのですが、ちょっとショッピングエリアから外れているので、なかなか行けませんでしたが、今回の出張でチェックしてきました。   場所は、ファッションの問屋街サンチエの北あたりです。このあたりまで来ると、問屋街のワサワサした感じもなく、表通りから外れて店舗の視認性も高くなっています。 店内には、20-30代の女性たちで程よく賑わっていまいた。店内の写真は、お客様が写り込んでしまい、アップできなかったので、こちらをごらんください。 「ラパルトマン」という名の通り、インテリアは部屋風。ウェアはやシューズなどはクローゼット風、食器やステーショナリーも収納庫にある様な感じで展示・陳列しています。 ファションのキーアイテムは、リゾートに映えそうなドレスやトップス。ヴィンテージをebayで販売したのが、ビジネスのきっかけだった同社らしく、どこかレトロなエッセンスを感じるものが多く、独特の雰囲気が出来上がっていました。 また、オンライン発ブランドらしく、欠品しているものをタブレットを使ってEC経由で購入可能、レシートはメール経由、ECサイトでの購入に対する返品・交換を隣接店舗で行うなど、スマートなサービスも用意していました。 価格は、カットソーで50ユーロほど。ファストファッションよりワングレード上で、COSと同じぐらいです。ただ、この価格でこの雰囲気を出している店はフランスではあまりないので、そこも人気のポイントなのかもしれません。… ... read more
    Source: MD WatchingPublished on 2018-07-26
  • 老舗ブラウンズのイースト店はオンライ…
    ブランズが、ロンドン・イーストエンドにできたということで、先月ロンドンに行った時に覗いてみました。 ご存知、ブラウンズはロンドンの中心街、ボンドストリート駅からすぐにある1970年創業の有名店。セレクトショップの祖とも言える存在で、日本のファッション業界の方であればロンドンに行ったら、足を運んだことでしょう。 イーストの店は、エースホテルから歩いてすぐのClub Row通りにあります。オープンは、2017年の10月末。今年1月の渡英した時に行こうと思っていましたが、体調を崩してしまい、リベンジです。 店に着いて、驚きました。広い入口、やれた外観は倉庫のよう。ロンドンのタウンハウスのような本店のイメージがだいぶ違います。 店頭には、コンテポラリーアートのオブジェを展示。階段室は、たくさんのアートで埋め尽くされています。ファッションの店というよりも、ギャラリーのような雰囲気で楽しめます。本店は、古き良きブティックのように服の比率が高いのですが、イーストはファッショが主役でなく、カルチャーやアートと融合。今の空気を具現化しているとも言えます。取り扱いブランドは、オフホワイトやバレンシアガなどのトレンド鉄板モノが中心。これも今の時代を表しています。 ブラウンズは2015年に、オンラインファションのファーフェッチが買収。他の英国セレクトショップと同様、オンラインショッピングを強化しています。イーストの店は、1970年に作られた本店とは異なり、オンラインショッピングとの連動を考えて作られたエクペリエンス型ショップといえそうです。  … ... read more
    Source: MD WatchingPublished on 2018-07-22
  • 老舗ブラウンズのイースト店はオンライ…
    ブラウンズが、ロンドン・イーストエンドにできたということで、先月ロンドンに行った時に覗いてみました。 ご存知、ブラウンズはロンドンの中心街、ボンドストリート駅からすぐにある1970年創業の有名店。セレクトショップの祖とも言える存在で、日本のファッション業界の方であればロンドンに行ったら、足を運んだことでしょう。 イーストの店は、エースホテルから歩いてすぐのClub Row通りにあります。オープンは、2017年の10月末。今年1月の渡英した時に行こうと思っていましたが、体調を崩してしまい、リベンジです。 店に着いて、驚きました。広い入口、やれた外観は倉庫のよう。ロンドンのタウンハウスのような本店のイメージがだいぶ違います。 店頭には、コンテポラリーアートのオブジェを展示。階段室は、たくさんのアートで埋め尽くされています。ファッションの店というよりも、ギャラリーのような雰囲気で楽しめます。本店は、古き良きブティックのように服の比率が高いのですが、イーストはファッショが主役でなく、カルチャーやアートと融合。今の空気を具現化しているとも言えます。取り扱いブランドは、オフホワイトやバレンシアガなどのトレンド鉄板モノが中心。これも今の時代を表しています。 ブラウンズは2015年に、オンラインファションのファーフェッチが買収。他の英国セレクトショップと同様、オンラインショッピングを強化しています。イーストの店は、オンラインがなかった時代に作られた本店とは異なり、オンラインショッピングとの連動を考えて作られたエクペリエンス型ショップといえそうです。  … ... read more
    Source: MD WatchingPublished on 2018-07-22
  • 【2019春夏メンズトレンド4】日常、子供…
    今回のメンズウィークで多く漂っていたのが、ほっこりとしたムードです。ダイバーシティー、デジタルへのアンチテーゼなどの社会的メッセージも、ほっこりとしたムードで包む演出が多かったように思います。この背景には、トレンド追随するよりも今の日常に馴染む服を提案したいというデザイナーの思いがあったようにも感じます。 それは服にも表れています。アイテムで言うと、普遍的なアイテムや子供服に使用されるアイテムが多く見られるシーズンでした。普遍的なアイテムで言うと、シャツ。オープンカラーシャツ人気から派生したものとも言えますが、様々なタイプのシャツが提案されています。ウィメンズ先行の抜襟シャツも目立ちました。日常にニュアンスを加えるシャツ。そのあたりがキーになりそうです。 子供服に使用されるアイテムであげると半ズボンでしょう。ショーツというより男児が穿くような半ズボンが新鮮です。丈は膝上よりさらに短めです。大人の男性にとっては難易度が高いアイテムですが、今季のムードを表すキーアイテムでしょう。カラーも、キャンディーカラーなどもムードを高めています。 (画像:ヌメロヴェントゥーノ) (画像:トムブラウン 撮影:土屋航 ディテールやデザインでは、作り手が見えるハンドクラフト的なものや、作りかけのものなどが目立ちます。ここ数シーズン、静かに流れるトレンドです。いずれも、手間暇からかかるもので、安価なブランドでは決してできないアプローチです。このアプローチを製造タグというアイコンで凝縮する手法も見られました。 せ (画像:メゾン… ... read more
    Source: MD WatchingPublished on 2018-06-30
  • 【2019春夏メンズトレンド3】本流はスポ…
    カラーの本流は、スポーツカラー。赤、青、黄などの強めの色をコントラスト効かせて配色するのが主流です。これは、1980年前半のトレンドのリバイバルとも言えそうです。コンテンポラリーブランドなどはこれが圧倒的に多く、ミッドマーケットのメイントレンドとなりそうです。そして夏の定番である白も多く見られます。まばゆいオプティカルホワイトも色々なブランドで使用されています。 (画像:MSGM) (画像:ディオール 撮影:土屋航) (画像:ルイ・ヴィトン) この春夏らしいカラーとは別に、秋冬のようなオータムカラー、レトロさを感じる褪せた色も浮上して入ります。茶系やダークカラーを中心としたオータムカラーは、ハイブランドに多く見られます。トム・フォードは、ワードローブのリアリティを提案し、長く着られる色としてオータムカラーを提案していました。 また、パステルカラーが褪せたような色も気になります。褪せたピンクやオレンジなどが新鮮で、ドリス・ヴァンノッテン、アン・ドゥムルメステールなどが採り入れていました。 … ... read more
    Source: MD WatchingPublished on 2018-06-30
  • 【2019春夏メンズトレンド2】細めシルエ…
    ストリートトレンドにより、ダボダボのルーズシルエットやゆるっとしたコンフォートシルエットが中心。多くのブランドがこれを継続してとり入れています。 その一方、細めシルエットをとりいれるブランドも増えています。細めシルエットは、先々シーズンから兆しとして見られてきましたが、今シーズンはトレンドとしてしっかりと見えるようになっています。と言っても、上下ピタピタというよりも、どこかしらにタイトフィットを入れるというのが主流です。風に膨らむフリュイドな要素を残したセンシャルなものが多いようです。 代表はプラダ。トレンドの予言者とも言えるプラダが細めのシルエットを描いた意味は大きいと言えます。そして、ラフシモンズも細め。細いだけなく厚底ブーツを使用し長いシルエットを描いています。また、コンテンポラリーブランドのヌメロヴェントゥーノの前半もタイトフィットをとりいれています。 日本のミッドトレンドでようやく定着したコンフォートシルエット、この先細めシルエットがどの程度広がるのか、注目です。   (画像:プラダ) (画像:ラフシモンズ) … ... read more
    Source: MD WatchingPublished on 2018-06-29
  • 【2019春夏メンズトレンド1】ストリート…
    ミラノ、パリのメンズコレクションの取材旅行を終え、昨日帰国しました。メンズコレで感じたトレンドキーワードを4つお伝えしたいと思います。 まず、ストリートトレンドはまだまだ続きます。というよりも、ストリートスピリットを感じるシルエットやモチーフはもはやデフォト化、つまり当たり前になっているということです。 思えば、ストリートファッションがトレンドとなったのが、90年代。その頃10代だった若者もすでに40代。彼らの価値観が多くの世代に影響を与えているので、違和感なく広がっています。そして、その価値観はラグジュアリーブランドを買う富裕層まで広がり、というよりストリートで育った若者がラグジュアリーを買う富裕層になったということでしょう。それは、欧米だけでなく、アジアや中近東、アフリカのファッション新興国も巻き込んで、買い手の世代交代が生まれているのです。 その象徴が、ヴァージル・アブローのルイ・ヴィトンの要職就任でしょう。黒人初のアースティック・ディレクター就任、ダイバーシティーの訴えなど、人々を感動させたショーですが、その大きな目的は、新たな客層へのアプローチでしょう。ヴァージルはそれに応え、彼の得意とするスタイルを直球で投げ込んでいます。 ルイ・ヴィトンだけでなく、他のブランドもストリート要素を多く取り入れ、特にコンテンポラリーブランドが多いミラノメンズではトレンドとして多くのブランドが取り入れています。ミラノメンズでは、若々しく快活なスポーツテーマをストリート視点で解釈しているものが多く、日本のミッドトレンドでも受け入られていきそうです。   (画像:ルイ・ヴィトン) (画像:ニール… ... read more
    Source: MD WatchingPublished on 2018-06-29
  • デザイン経営とD2C と商品
    デザイン経営がこれからの経営のあり方として広がる。そのターゲットはこれまでの高感度層、富裕層でなく、洗練された大衆。なぜなら、ニューノーマル消費が進むか。でも、既存小売業の多くはこれまでのあり方を急に変えることができず、一方スタートアップ企業は、D2Cというビジネスモデルで、デザイン経営の見本となりつつある・・・。 この前の2つのブログで、そんな話をしました。今回は、商品に焦点をあててお伝えしたいと思います。 マーケティングで重要要素は、自社商品と既存顧客そして競合相手です。今日は、商品の話をします。 小売業において、大雑把に商品を分類すると、主力商品、補完商品、その他商品です。伝統的な小売業においては、主力商品の数よりも、圧倒的にその他商品が多く、品揃えではその奥行きでメリハリをつけています。総合型ECサイトでは、もっとその他商品が多いでしょう。 目の前のお客さまに応える結果、いろいろなものを仕入れて、イメージが散漫になってしまうというのは小売業の永遠の課題です。それはそれで、一つのビジネスモデルですので、その道を貫くことが必要です。 しかし、デザイン経営をとりいれるなら、自社の強みに立脚した主力商品を作り上げ、それを単品分化(バリエーションアップ)していくことが必要です。このことは、新しい概念でなく、実は商売の原理原則です。 この主力商品の持つ属性を踏まえたデザインを磨きあげ、店舗、ウェブサイト、販促ツールなどの顧客との接点のイメージを整えることが必要です。 そして、洗練された大衆のニューノーマルに対応するなら、デザイン属性はシンプル。そのシンプルな中で磨きあげることが必要です。 日本のファッションにおいては、シンプルなデザインが行き渡っていますが、他の業種ではまだ、情緒的要素や装飾的要素が強すぎる商品が多いようです。 特に、卸売業が棚管理をしている業種はその傾向が強いです。競合に対して差異化するためにそうなってしまうのでしょう。特に、ホームユース商品にその傾向が強い。そのことに不満を持っている消費者も多いのではないでしょうか。… ... read more
    Source: MD WatchingPublished on 2018-05-31
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