山中コンサルティングオフィス

MD Watching

西海岸生リポート第1弾!リッツカールトンはやっぱりすごい!

着きました!サンフランシスコ!!思わず「思い出のサンフランシスコ」を口ずさんでしまいます{音符}

サンフランシスコのショップのレポートの前に、まずは、滞在先のリッツカールトンについてレポートします。
私は以前勤務していた会社のトップで、日本を代表する経営コンサルタント船井幸雄氏に教えていただいたことがあります。

「本物を知りたければ、背伸びをしてでも超一流のホテルに泊まりなさい」

そのため、できる限り超一流のホテルに滞在する努力をしました(おかげでお金がぜんぜん貯まりません{困った})。

で、今回は「リッツカールトン」です。

リッツカールトンホテルについての伝説は数々ありますよね。でも、今のところ日本では大阪にしかないので、実際にサービスを受けた方は少ないのか、「本当に凄いのでしょうかね?」などの疑念交じりの質問を受けることが多かったのです。そこで今から、3年前に大阪のリッツに宿泊し、その素晴らしさを体験しました。ただ、日本だけではちょっと片手落ちという気もしていたために、今回、サンフランシスコのリッツに無理して泊まりました。

結論は「やっぱりすごい!」です。特にすごい!と思ったことをまとめます。

1.名前でゲストを呼ぶ
当たり前のことだと思いますよね?でも、今回はレベルが違うのです。空港からタクシーで着いたときに、ドアマンから「山中様ですか?」(勿論英語ですが)との声がけがありました。そして、さらに、エントランスにいる女性が「山中様お待ちしておりました。」との声がけもありました。びっくりしました。私はだいたいの到着時間を伝えていましたが、まさかそこまでできていると思いませんでした{びっくり}。「恐るべし」です。

2.ゲストのために誠心誠意尽くす
私が到着したのは正午ごろでした。荷物だけ置いてリサーチに行こうと思っていましたが、「シャワーでも浴びたいな」なんてことも心の隅で思っていました。そこで、チェックインカウンターに行くと「まだ予定していた部屋の準備ができていないので、他のお部屋にご案内いたします。お調べいたしますので少々お待ちください」との案内、「やったー。小休憩ができる」と喜びながら、待ちました。しかし、「申し訳ございません。準備のできている部屋がございませんので、準備が整い次第、ご連絡しますが、お電話番号をお聞かせ願いますか?」とのこと、その後、きちんと電話があり、おかげでリフレッシュしてリサーチに出かけられました。

3.責任を最後まで持つ
部屋を見ると、タオルが足りませんでした(実は私が見落としていただけでしたが)。そこで、電話をしようと電話のボタンを押して通話を開始。
私「すみません、タオルが足りないんですが」
リッツスタッフ(男性)「かしこまりました。ルームサービスに伝えます」
とのこと。よく見ると私がおしたボタンは「ルームサービス」ボタンの上にある「コンセルジュボタン」。

私「ああ、間違えちゃった。ちゃんと伝わるかな」(内心)
その後、タオルがきちんと届きました。
そして電話のベルが。。。。
リッツスタッフ(女性)「タオルはきちんと届きましたか?」

このような対応は始めてです。本来は違った部署の仕事にもかかわらず、最初に受けた部署が最後まできちんと責任を持つという心遣いは嬉しいものです{笑顔}。

他にも、細かなことに対する感心はたくさんあります。ただやっている項目は当たり前のことです。しかし、レベルが違うのです。私はサービスのレベルを「当たり前」「感心」「感動」の3段階に分けています。

「当たり前」・・・最低やって欲しいことを行っている。
「感心」・・・「ここまでやってくれると嬉しいな」と思うことまでやってくれる。
「感動」・・・期待レベルを超えたサービスをしてくれる。

リッツは最低レベルが「感心」で、「感動レベル」も多いという状況です。「紳士・淑女をおもてなしする私たちも紳士・淑女である」というリッツのサービス哲学通り、スタッフの身だしなみ、所作ともに洗練され素晴らしく、ホテルに戻ったら、それこそ、家に戻ったかのような親しみのある笑顔と挨拶で迎えてくれます{キラキラ}。

やっぱり凄いな!と思うと同時に、このサービスになれると他のサービスで満足できそうもなくなりそうな自分が怖くなりました(お金が。。。。)。
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行ってまいります

明日からアメリカに行ってきます{ロケット}。今回はサンフランシスコとラスベガスをまわる予定です。

PC接続にちょっと不安が残りますが、生レポートにチャンレジします。まあ、3月もNYから生レポートをしたので、大丈夫だと思います。もし、更新がされていなかったら、PC接続に手こずっているものと思ってください。

今回はモールや百貨店を中心にまわります。MD情報や道中のこぼれ話も報告します。楽しみにしてください{笑顔}。

香港セレクトショップ事情

今は香港の話です。今年は東京以外に、NY、上海、香港のマーケットを見ましたが、流行の先端とされているショップが権威商品として扱っているブランドはどこも一緒です。ただし、実売商品として位置づけられているブランドはその国々の特徴がよくでています。日本は、権威商品をインポート、実売商品を自社PBとする店が多いですが、NYはNYブランド、香港は香港ブランドやスポーツブランドを実売商品として組み込んでいます。
香港に行った際、国際的なラグジュアリーブランドだけでなく、地元のセレクトショップもチェックしてみても面白いですよ。なかなか勉強になります。
○IT
写真は、Causeway Bayにあるタイムズスクエアの店です。この時はセールだったため、日本やイタリアのカジュアルブランドやスポーツブランドの比率が高かったようです。大陸に進出もしているようで、上海でも4店舗見つけました。そちらではバレンシアガやマックィーンなどのコレクションのビッグネームを多く扱っており、より高グレードなMDでした。
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○D Map
Causeway Bayにあるセレクトショップ。スマートでシャープな印象のITと異なり、ストリートカルチャーとカジュアル感を与えるインテリアが印象です。東京コレクションブランドとスポーツブランドをミックスさせて、リアルでエッジの効いたストリートファッションを提案しています。
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○Lane Crawford
タイムズスクエア、パシフィックプレイス、そしてifcモールなどにあります。セレクトショップというよりもモードに強い高級百貨店というような業態です。売場演出やブランド構成では、米国のニーマンマーカスやバーニーズにひけをとらない、アドバンスでハイエンドな提案を行っています。特にifcモールのショップは、ハード面や陳列などとても勉強になりました。
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○Swank
イタリアクラシコにセグメントしたメンズセレクトショップです。客層はいかにもお金持ちそうなアダルト層で、日本で提案しているイタリアクラシコより、カラフルかつデザイン性の高い商品が多いようです。
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セレクトショップ MDのポイント

こんばんは。今回はセレクトショップについてお話しましょう。私がご支援する企業にもセレクトショップを手がけることが多いのですが、セレクトショップにおけるMDのポイントは以下の通りと考えております。1.ブランド構成、2.価格構成、3.雑貨・小物の関連性です。

ブランド構成は、セレクトショップの提案するファッションスタイルとポリシーの表れです。ファッションスタイルとしては、「ロック」を象徴ブランド、「グラマラス」を象徴するブランド、「リゾート」を象徴するブランドなどを取り入れ、自店のストーリーのインデックスとして使用します。

メジャーどころでインデックスを構成するのか、それともマイナーなインデックスで差別化するかはその店のポリシーと関連するでしょう。

今年は東京、NY、上海、香港のセレクトショップを見比べました。NY、上海、香港のセレクトショップは、思った以上にメジャーどころを集めています。NYではマイナーなブランドを編集している店もありましたが、ものすごく小さい店で、かつ在庫を残しているような店も目につきました。まあNYは高級百貨店の存在が大きいため、大型のセレクトショップが少ないのですが。。。

価格構成は、自店の上・中・下を決めることです。上はよいものがそろっても中から下で上のコンセプトを表現することは難しいです。大手であれば、自社PB企画で対応できますが、個店ではメーカー開発、メーカーとの共同の取り組みが必要となります。コンセプトは下限に宿るとは、どのビジネスでも言われることです。バイヤーの皆様は、コンセプトメイキングで終わらせないためにも下限に魂をこめましょう。

雑貨・小物の関連性は、店のファッションスタイル、ライフスタイル提案に欠かせないものとなりました。しかし、雑貨・小物の専門店も増え、また消費の二極化も進み、セレクトショップにとっては仕入れにくく、売りにくいゾーンになってきています。権威商品はしっかりとしたグレードの商品を用意することが大切ですが、販売点数を稼ぐためにはウェアよりワングレード下に抑えた価格帯の商品を用意することも必要でしょう。

ちなに、NYのMPDにあるジェフリーです。
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ジェフリーはハイファッションで、お金持ちで感度の高いゲイや女性で賑わっていました。

そしてSOH0のラウンジです。
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ラウンジはロックをテーマにし、カジュアルな若者が多かったです。中にはサロンやレストランもありました。

NYおすすめショップ1

こんにちは、今回はNYのおすすめショップを紹介します。

この時は10日間で200店舗のショップを見ました。私はショップウォッチングの際、1店舗をじっくり見るというよりも、なるべく数を見るようにします。

そのようにすると、繁盛店に共通する「原理原則」や、新規店から感じる「時流」を見出すことができます。

今回は、富裕層に向けた「原理原則」を教えてくれた「バーグドルフグッドマン」、そして「時流」を感じた「5番街のアバクロンビー&フィッチ」と「チェルシーのバレンシアガ」を紹介しましょう。

■バーグドルフグッドマンに学ぶ「保守8割革新2割」

ファッション小売にいらっしゃる方でNY訪問の経験がある方は、一度は行かれているかと思います。カルバンクラインをはじめ、新進デザイナーを世に送り出すなど、その先見性でも評価されている百貨店です。保守8割と革新2割というのがMDの原理原則であると日頃、伝えていますが、これをまさしく実行している店です。

エルメスやシャネルなどの超一流ブランドを自店の切り口で展開し、その一方でモードのスーパーブランド、グッチ、ドルチェ&ガッバーナの規模を確保し、ガリアーノ、リバティーンなどの先進ブランド、インテージなどを一等地ながら規模を小さく展開しています。

セレクトショップであれば当たり前ですが、その国の最高峰高級百貨店がこのような取り組みをし続けていることは評価できることです。
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■アバクロンビー&フィッチ

皆さんおなじみのブランドですが、この5番街の店は今までのイメージとは異なります。

このブランドの歴史は古く、元々大人のカジュアルウェアとしてポジションを確立していていましたが、1992年に大学生にターゲットをスィッチし、ヴィンテージ風アメリカンカジュアルとして打ち出し、そのプロモーション手法もさまざまな話題を呼んだようです。日本でも若者を中心に人気を集め、通販やハンドキャリーの店舗などで人気を集めていますよね。

マンハッタンの5番街の店も、観光客、地元客でごった返していました。目的客が多いためか、ウィンドーディスプレーなどは一切なく、五番街を歩いているだけでは店内の雰囲気や商品を認識できません。

カリフォルニアなどにある以前のトラディショナルな内装イメージとは異なり、とにかく暗い。クラブそのものです。商品自体はスポーツカラーが多く、明るい色ですが、店内全体を照らすことはなく、VP、PP、そしてIPの一部にスポットを与えています。

商品そのものは健康的なカジュアルですが、照明と大音量のクラブミュージック、階段室のエロティックな壁画と天井画で、独特の印象を与え、5番街にある他のカジュアルSPAと差別化しています。日本進出の際も、この尖った感じを失わずに、日本市場に刺激を与えてもらいたいものです。
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■「脱力系 バレンシアガ」

チェルシーの倉庫街の倉庫あとにある店内は、白い塗装のはげたような跡と、川原にころがっていそうな石などを使用し、「禿びた」雰囲気を醸し出しています。

ルック主体のラック陳列も量が少なく、試着室もラクジュアリーとは程遠いものです。原理原則の進化形である「インパクト主体」の売場づくり(ナイキやGAPなど)とは対極にあるもので、非常に新規性を感じることができましたが、お客様の在宅時情報が少ない店舗が行うとかなり苦労するかもしれません。WEBや雑誌広告などで在宅時情報を与えておき、来店時には空気感とコンセプトに満足してもらいながら目的商品を購入してもらうことができれば成立しますが、まだまだ難易度の高いMDでしょう。
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はじめまして

はじめまして。山中健(やまなかたける)と申します。アパレルをはじめさまざまな企業でMDのコンサルティングをしております。

今日から、仕事やプライベートで訪れた店舗、通りについて感想などを書いていきたいと思います。

生まれも住まいもクライアントの多くも東京なのですが、「移動距離と情報量は比例する」{ロケット}という考えから、今年は時間をつくって海外に出かけています。3月はNY、5月は上海、そして広州、ハルピンは定期的に訪れました。また10月はアメリカ西海岸、11月はミラノに行く予定です。

さまざまな土地のさまざまな店を見て、「不易流行」を感じていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。{笑顔}

写真は上からNY、上海、広州の高層ビル群です。
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