山中コンサルティングオフィス

Asia Business Column

大使館が反応、違法免許その後

昨日投稿したブログの余波が・・・。といっても炎上ではありません。それほど読者がいるはずもなく・・。

以下、大使館から今朝届いたお知らせを抜粋します。

”今後、次の通知が発表されるまでの期間、書き換え手続きは停止され、国内での運転にあたっては、国際免許証及び出身国の有効期限内の運転免許証の2つを所持し運転していただくか、右免許証がない場合、道路交通局にてマレーシアの運転免許証を取得し運転していただく必要があるとの事です。尚、本措置の期限については、ふれておりません。
つきましては、今後、マレーシア国内での運転を考えておられる方は、本件にご留意いただけますようお願い致します”

車社会のマレーシアでは、大変なことです。国際免許は、確か有効期限が1年間だったと思います。日本の免許は、もちろん日本語で表記されているので、こちらの警察官に理解してもらえるはずがありません。マレーシアの運転免許証を取得するなど、1つのプロジェクトなみの時間と労力が必要です。

これまではというと、まず日本の免許証を大使館で翻訳してもらい、JPJ (陸運局と訳しましたが、大使館の表記では道路交通局)に行く。すると、その日のうちにマレーシアの免許に書き換えてくれました。

しかも、ランナーといわれる代理人に手数料を払えば、自分で JPJ に行くこともなく、手続きを代行してくれる例もあったとされます。

更新する際には郵便局に行き(郵便局での更新手続きは数年前に廃止されたと記憶しています)、窓口で「何年更新したいの?」と聞かれたので、『じゃ、5年で』などと告げて、料金を支払って完了。更新料は、1年あたり30リンギでした。身分証明証もいりません。

せめてもの救いは、Grab などの E-hiling サービスが充実したことでしょうか。昔は、料金やルートのことでドライバーさんといちいち格闘しなければいけなかったので、タクシーに乗るのが本当に苦痛だった・・・。

YRCG マレーシアオフィス
石橋正樹

違法免許に2週間猶予、運輸省が最後通告

だいぶ慣れましたが、マレーシアで車を運転するのはまだ少し怖いです。
この意見に賛同できる方にバッドニュース。さらに恐怖が増すこと請け合いの速報が出ています。

陸運局(JPJ)の職員12人が、汚職摘発庁によって検挙されました。
全国で1万4,000人に運転免許証を違法に発行した容疑です。

陸運局で発行されているので、偽造ではありません。免許の体裁としてはホンモノです。
それがお金で買えていたというから、ニュースとしてはインパクトがあります。

ただ、「お金でイロンナモノが買える」というのは、噂レベルでは誰でも一度は耳にしたことのある類の話なので、巷では案外冷静に受け止められているようです。

それよりも、新政権に対し、早くこれまでの膿を出し切ってほしいという期待感の方が国民の間には強いのかもしれません。

インパクトと言えば、政権交代後、本当にトピックには事欠きません。

国立銀行総裁、汚職摘発庁長官、約2億円を運営する巡礼基金のトップ、国営石油会社ペトロナス会長、同じく国営のテレコム・マレーシア CEO、連邦直轄領である首都クアラルンプールの行政トップに続き、年金基金(EPF)と証券委員会(SC)のトップも交代することが決まりました。

話を違法免許に戻すと、1万4,000人に対し、運輸相は今日から2週間の猶予を与え、期間内に返納しないと厳罰で臨むと警告しています。住所、氏名、ID 番号など、個人情報はすべて登録されているわけですから、対象者はきっと震え上がっているはずです。

これまで公然とささやかれていた不正をあぶり出し、強い態度を示すことが、選挙後も続く新政権のイメージ戦略ととすれば、間違いなく奏功していると言えるでしょう。

YRCG マレーシアオフィス
石橋正樹

クールジャパンへの提言

お昼を和食にすることにしました。
小皿のおかずを3種選べるセットランチです。種類も豊富。目移りして、なかなか決まりません。感慨深い瞬間。こんなランチがマレーシアでもとれるようになったのです。

魚の竜田揚げ

なかなかユニークだと思い、すぐに目にとまりました。ただ、英語の説明書きを見ると、Deep fried fish とあります。ひょうしぬけというか、少しがっかりします。

これでは下味がついて、さくっと揚がった感じがまったく想像できないからです。

フレンチフライもカラマリも、唐揚げも揚げものも、和食店のメニューではみな Deep fried 。間違いではないけれど、勝手に油ギトギトのイメージが・・・。

SUSHI / TEMPURA / RAMEN / SASHIMI

日本語が世界的に市民権を得たメニューは、グローバルに和食ブームの中心にいますが、もちろん和食はこの4つの単語で語りつくせるものではありません。

Deep fried を目にするたびに、誰かが気の利いた英語ネーミングと簡略で分かりやすい説明文を考えてくればいいのにと、いつも思います。

食に限らず、ファッションコーデの解説など、ネーミングセンスが問われる分野で、外国人に奥ゆかしさまで理解してもらえるような英語、中国語を国のお金で英知を結集して世に送り出してはいかがでしょうか。

特定の企業を支援するのではなく、どうすれば売りやすくなるのかをサポートする。韓国政府が K-pop によってモノやサービスの海外進出を後押ししたように。

TATSUTAAGE が世界の共通語になる日を待つ前に、そういうプラットフォームができれば良いですね。

YRCG マレーシアオフィス
石橋正樹

 

One of the poorest billionaire in the World

世界で最も貧しい部類の億万長者

誰のことだかわかりますか?
ある日本人のことなんです。日本にいれば、皆ご存知の方だと思います。

先週、あるビジネス専門 FM のラジオ番組で、「イーロン・マスクのスペース X が月旅行の乗客を発表した!」と大いに話題になっていました。

「しかも、驚くなかれ、その人はまったく無名の億万長者なんだ!」と番組進行の声が興奮気味に響きます。その後は、言いたい放題。

「僕たちのような名もないラジオ DJ にも、そして普通の生活を送っているリスナーにもチャンスがあるような夢のある話」

「なんて言ったって、彼は世界的には無名で、平均的な億万長者なんです。最も貧しい億万長者と言っても過言ではありません」

「ユーサク・マエザワという名前で、日本最大のオンラインファッション通販ゾゾタウンを経営しているらしい」

お堅い番組なので、彼らが真剣に話せば話すほど、こちらにはコメディーに聞こえて仕方ありません。

ただ、最後のコメントだけは、なんだか少し嬉しかった。

「何よりすごいのは、彼が6人のアーティストを招待すると発表したことだ。これは、すごい。革新的なアートが生まれるきっかけになるかもしれない。この発想には驚いた」

前澤さんは、経営も生き方もきっとアーティストなんですね。ゾゾスーツがマレーシア人にとって当たり前の時代が早くこないかな・・。

YRCG マレーシアオフィス
石橋正樹

前首相を起訴、政権交代後のマレーシア

建国史上初の政権交代から、100日以上が過ぎました。消費税(GST)を即座に廃止するなど、実行力をインパクトによって示そうとする姿勢が伺えます。本日20日には、マネーロンダリングなど計25件の罪でナジブ前首相が起訴されました。

直近の調査で支持率70%以上という数字が示す通り、どこで誰と話しても、周囲のマレーシア人から現政権に対する批判を聞くことはほぼありません。

ただし、日系企業をはじめ外国人を雇用する法人や団体の多くは、かなり混乱しているようです。

数十億リンギ流出、外国人労働者市場

経済誌の特集記事です。 選挙公約に掲げた雇用のマレーシア人ファーストを実行に移したため、ビザを更新または取得できなかった外国人労働者が続出し、その分消費市場が大規模に冷え込むことを警告しています。

一方、前政権による放漫財政のつけで、国庫は財政難も指摘されており、マハティール首相や経済を担う関係閣僚は外資誘致の重要性を訴えています。

本来、不法就労者を含む外国人単純労働者の数を制限することと、外資企業駐在員のビザ発行手続きは別案件であるはずなのに、政権が代わってからというもの、ビザが厳しくなったと口にする企業関係者は少なくありません。

先週、イミグレーションの出先機関で、首相府省の官僚の方とパネルディスカッションをする機会がありましたので、思い切って聞いてみました。

「新政権は、外資系企業の駐在員ビザ発行に厳しいようなのですが、それは政策と考えた方が良いのでしょうか。企業としては投資政策にも関わってくる重要事項なので、教えてください」

マレーシアにとってパートナーとなり得る外資企業は非常に重要だと考えているし、(駐在員による)所得税収入も欠かせないものだとの回答でした。

政策に近いところにいる方々と、現場レベルで認識に齟齬が生じているのかもしれません。

与党連合が政権奪取時の結束力を維持し、運営力を高めていくことに期待したいところです。

YRCG マレーシアオフィス
石橋正樹

【KLマーケット解説4】ミッドマーケットの主流業態はSPA

マレーシアの百貨店や高級モールに軒を連ねる欧米ブランドショップの多くは、ブランド商と呼ばれるプレイヤーがフランチャイズ的に展開しています。そのため、個人店を除いて日本のようなセレクトショップチェーンは少なく、ローカルのアパレルメーカーやバッグ・靴メーカーもありますが外資勢に押され気味です。

また、マレーシアのファッションの主戦場であるモールでは、SPA(製造小売業)業態が中心で、かつては香港のSPA企業が席捲していましたが、今はグローバルなSPA企業の進出により影が薄くなっています。

◆ブランド商

マレーシアでは、クラブ21、ウィンタイ、FJベンジャミン、ロイヤルスポーティングハウスなどのシンガポールや香港を本国とする企業がメジャーです。

かつてはラグジュアリーブランドやイギリスの中級ブランドが主でしたが、ウィンタイ(ユニクロ、トップショップ、香港it)、ロイヤルスポーティングハウス(ザラ、ボッシーニ)、FJベンジャミン(ギャップ)のようにSPAやセレクトショップの現地展開も手がけるようになり、ブランド商の存在感はますます増しています。日本ブランドは、三越伊勢丹と提携し日本法人を設立しているクラブ21での取り扱いがほとんどとなっています。

(写真 ウィンタイが手がけるユニクロ)

◆ローカルメーカー

バッグブランドのボニア(マレーシア)、ライフスタイル提案のブリティッシュインディア(マレーシア)などがメジャーです。百貨店の平場で展開してきたアパレルやファッションメーカーは、モールにあるグローバルなプレイヤーに押され気味ですが、服飾雑貨などではまだ存在感を示しています。また、一部ではオリジナルブランドを開発し、モールでの出店を増やしているプレイヤーも存在しています。

(写真 中高級モールや百貨店には必ず出店しているボニア)

◆SPA
H&M(スウェーデン)、ジョルダーノ(香港)は現地法人で出店しており、パディーニ(マレーシア)はローカルSPA企業です。
モールに出店しているほとんどのファッション業態はSPAであり、大きくグローバル、香港、ローカルのプレイヤーに分けられますが、グローバル系の人気が圧倒的です。一方で、ローカルのパディーニは主力業態パディーニの他、カジュアル業態シード、シューズ業態VINCCIなどの業態ミックスで店舗展開を広げています。

(写真 マレーシア随一のローカルSPAパディーニ)

【KLマーケット解説4】グレード分化が進むスーパーマーケット

マレーシアでは、スーパーマーケットのグレード分化が進んでおり、入居するスーパーのグレードで、ショッピングモールの格が決まるといわれているほど、ターゲット顧客の所得とスーパーの出店は密接にリンクしています。

一般的に、中高所得者層は中高級スーパー以上、中低所得者層は中級スーパーやハイパーマートを主に利用しています。例として、中級スーパーのザストアは主に地方で展開しており、首都圏には1店舗ずつしか開業していません。そのため、首都近郊の中低所得者層の一般的な買い物先はハイパーマーケットといえます。一方、マレーシアの高級スーパーは富裕層や外国人の多いエリアに限定して存在しています。

なお、ミニスーパーをのぞく全てのグレードでイスラム教徒に配慮し、非ハラルフードの売り場を区別しているため、スーパーのグレードによって顧客ターゲットの民族が異なることはありません。

◆グルメスーパー
クアラルンプールでは、伊勢丹 KLCC、香港GCHリテールが手がけるコールドストレージの上位業態ジェイソンズ、現地独立系ビッグがあげられます。青果、精肉、鮮魚、グロサリーの種類が豊富で酒類、ベーカリー、チーズ類も多く、輸入品を中心に高級な食材やこだわり品を扱っています。

(写真 ジェイソンズ)

(写真 ビッグ)

◆中高級スーパー
日本のイオン、香港GCHリテールの主力業態コールドストレージとメルカルト、現地大手のジャヤグロサリーなどで、国内外の流通大手が中心となっています。中でも急成長している現地の新興系ビレッジグロサリーは、クアラルンプールの有力ショッピングセンターに次々と出店、10店舗を構えており注目されています。グルメスーパー同様、青果、精肉、鮮魚、グロサリーの種類が豊富。輸入品、酒類、ベーカリー、チーズ類も扱っています。都市部を中心に展開しています。

(写真 メルカルト)

(写真 ビレッジグロサリー)

◆中級スーパー
現地企業のザストアが代表的な店舗としてあげられます。青果、精肉、鮮魚、グロサリー、ベーカリーを扱っていますが、種類は限定されています。地方や首都圏郊外を中心に展開しています。

◆ハイパーマート
英国のテスコ、香港GCHリテールが手がけるジャイアント、日本のイオンビッグなどです。ヨーロッパにあるハイパーマートと同じ業態で、超大型で低価格が魅力的です。郊外店舗の他にショッピングセンターのアンカーテナントとしても存在感を示しています。青果、精肉、鮮魚、グロサリーのほか、衣住飲食サービスまで総合的に品揃えしています。

(写真 テスコ)

◆ミニスーパー
現地企業のKK スーパーマーケット99 スピードマートなどで、コンビニエンスストアとのスーパーの間のような存在です。グロサリーを中心に品揃えしており、青果もおいていますが、精肉、鮮魚の取り扱いはほとんどみられません。

(写真 KKスーパーマーケット)

文:YRCG 編集:山中健

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【KLマーケット解説3】変革期を迎えるコンビニストア

マレーシアでは、コンビニエンストアは外資の参入は認められておらず、すべてローカル資本です。コンビニエンンスストアのマーケットシェア80%を抑えているとされるセブンイレブンもローカル企業がフランチャイジー運営しています。

いわゆる“パパママストア”やローカルチェーンにも至らない支店経営レベルのコンビニエンスストアも多く、また品揃えに関してサプライヤーへの交渉力が弱いことから日本と比べ見劣りするため全体的に業態進化が進んでいませんでした。

しかし、今後規制緩和されると期待されており、ファミリーマートも2016年に進出しました。ファミリーマート登場前は、セブンイレブンの独壇場だったマレーシアでのコンビニマーケットですが、現在変革期を迎えようとしていると言えそうです。

◆ファミリーマート

海外に6,000を超える店舗を有し、アジアでは圧倒的な存在感を示しているファミリーマート。畜産や水産加工などを行う食品製造を行う、マレーシアを代表する企業「キューエル・リソーシズ社」と組んで2016年に進出。クアラルンプール都市圏に20店舗を構えています。日本国内の品質に、ほぼ近く、清潔な空間と充実したMDが人気。キューエル・リソーシズ社の中食工場で一貫製造されたパンやサンドイッチ、おでん、中華まん、PB商品などが魅力です。クアラルンプールのパワーSC「メガモール」にある店舗は、MRT駅からの入口近くに立地し、大いに賑わっています。

◆セブンイレブン

マレーシアを代表するコングロマリットで、スターバックスなども手掛ける「ペルジャヤグループ」が、米国セブンイレブンのFC展開をしています。店舗デザインなどは日本のイメージに近いですが、運営レベルは日本と比べて低く、価格もスーパーと比べ割高。商品供給背景の違いにより、オリジナル商品も日本のように多くはありません。ただ、アリババの電子マネー「アリペイ」を導入するなど、市場リーダーらしい取り組みもなされています。

日本でいうミニスーパーもコンビニエンスストアにカテゴライズされることが多く、ローカル系では、同じ屋号でも立地・客層などにより品揃えや店構えを変えて、業態ミックスなどを行っています。KKスーパーマート、99スピードマートが、ローカルではよく見かけるストアブランドで、低価格が売りです。

駅構内やショッビングセンターの中などにはニューススタンドから進化したキオスク型のコンビニも多くなってきました。マイ・ニュース・ドット・コム、ニュースプラス、マグビットなどがそれに当たりますが、新聞スタンドを起源としているため、小型店舗が多いのが特長です。品揃えは、新聞・雑誌などが主力ですが、スナックや飲料、菓子、タバコなどの最寄り品も取り扱っています。

(写真 マイ・ニュース・ドット・コム)

また、車社会のマレーシアは、郊外のガソリンスタンドにコンビニエンスストアが併設されていることが多く、大手ガソリンスタンド企業も独自のコンビニスタンドを作り展開しはじめています。ムスラ・ショップ(ペトロナスが親会社)、セレクト(シェルが親会社)、トリーツ(ペトロンが親会社)などです。

マレーシアのガソリンスタンドは、コンビニやファストフード、ATM、郵便局などを備え地方では近隣型ショッピングセンター的役割を果たしています。石油メジャーの一角であるシェブロン(カルテックスブランドのガソリンスタンドを運営)が、セブンイレブンやバーガーキングと提携するなどの取り組みもみられます。

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文:YRCG 編集:山中健

【KLマーケット解説2】クアラルンプールの主要百貨店たち

マレーシアの小売市場では、欧米先進国や香港にあるような高級百貨店(例:バーニーズNY、ニーマンマーカス、ハーベイニコルズ)は存在せず、中高級百貨店と大衆百貨店に二分されます。中高級百貨店は、40代以上がメインの顧客となっており、アダルト層の衣料品が牽引しています。一方、メトロジャヤやKLそごうなどの大衆百貨店は、日本でいうGMS的な存在で、マレー色が濃いのが特徴です。

◆パークソン(Parkson)

地元系中高級百貨店の代表で、マレーシア国内に30以上の店を構えています。中国で57店舗以上展開して成功している他、ベトナム、インドネシア、ミヤンマーにも進出しています。近年は、韓国の「SPAO」や「MIXXO」のフランチャイジー事業も手がけています。

クアラルンプール出店先:パビリオン、KLCC、ファーレンファイト88 、スンガイワンなど10店舗
公式サイト: http://www.parkson.com.my

◆タングス(Tangs)
シンガポールの百貨店。洗練されたインテリアが特徴で、ファッションを得意としています。進出1号店となったパビリオンからワンウタマへ移転しました。現在、マレーシア国内に4店舗を展開しています。

クアラルンプール出店先:ワンウタマ
公式サイト: http://tangs.com.my

◆ロビンソン(Robinson)
シンガポールの百貨店。ミッドバレーの高級モール「ザ・ガーデンズ」のオープンと同時にアンカーテナントとして入居。シンガポールでは大衆百貨店路線をとっていますが、同店は中高級路線をとっています。

クアラルンプール出店先:ガーデンズ
公式サイト: http://www.robinsons.com.my

◆デベンハムズ(DEBENHAMS)
世界中に進出しているイギリスの百貨店、 デベンハムズのフランチャイズ店。大衆イメージが強い本国とは異なり、イメージ高い店舗を構えています。モール「ロット10」にあった店舗が、2012年にラグジュアリーモール「スターヒル」に移転オープン。クララルンプールの エンターテインメントモール「ザ・カーブ」、ペナンにも店を持っています。

クアラルンプール出店先:スターヒル、ザ・カーブ
公式サイト:https://www.facebook.com/MYdebenhams/

◆伊勢丹(KLCC)
伊勢丹のKLCC店は、2012年にリニューアルが完了。最上階にあった食品スーパーをコンコースに拡張移動し、集客の目玉としています。日系デパートならではのデパ地下が地元の人にも好評です。2016年には、ブギビンタンのモール「ロット10」の店をリニューアル。クールジャパン事業の一環として、「イセタン ザ ジャパンストア」 をオープンしています。

クアラルンプール出店先:KLCC、ロット10 、ザ・ガーデンズ、ワンウタマ
公式サイト:http://www.isetankl.com.my

◆メトロジャヤ(Metrojaya)
上場企業のメトロジャヤはサバ州など地方にも展開し、アウトレット店を含め7店舗を有しています。マレー色の濃い大衆百貨店。

クアラルンプール出店先:メガモール
公式サイト:http://www.metrojaya.com.my

◆KLそごう
日本のそごうが地元企業に売却した店舗。地元密着型のMDが特徴です。元日系百貨店のため日本の商品も取り扱っていますが、全体的にマレー色が強く、ハラル対応商品を多く販売しています。

クアラルンプール出店先:バンダラヤ駅前
公式サイト:https://www.sogo.com.my

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文:YRCG 編集:山中健

◆パークソン KLCC

◆パークソンが手がける韓国ブランドSPAO

◆イセタン ザ ジャパン ストア

【KL マーケット解説1】業態分化進行中

現在主要東南アジアの国々では小売店の業態進化と分化が進んでいますが、クアラルンプールやマレーシア他都市も同様です。これは、主要出店先であるモールの開発が進み、モールパッケージの進化と共に、小売店にも進化が求められているためです。ただ、ホームセンターなどの住関連の小売店など、日本などと比べて遅れている分野もあり、開発や外資参入余地もあると言えそうです。

1.百貨店
モール中心のマレーシアにおいて、百貨店は準核テナントにとどまっていることが多いようです。グレード別に見ると、パークソンや伊勢丹などの中高級百貨店とメトロジャヤやそごうなどの大衆百貨店に分かれ、大衆百貨店はGMS(総合スーパー)的役割を担っています。

2.スーパーマーケット
中間層が日常的に買い物をするのは、郊外にある超大型スーパーマーケット、ハイパーマート。テスコ、ジャイアント、イオンビッグなどがメジャープレイヤーです。他にもグルメスーパー、中級スーパーなど、ライフスタイル分化が進んでいます。

3.専門店チェーン
モールの主要テナントであるため、多くの小売企業で業態開発が進んでいます。香港を中心とするアジアプレイヤーが長年マーケットを牽引してきましたが、グローバルプレイヤーの進出により、その地位に揺らぎが見られます。

4.生業店
コンビニエンスストア、ミニスーパーなど政府の保護が厚い分野が残っており、他の分野とのレベル差が著しい状況です。しかし、この保護主義も緩和され、外資の参入がますます増えそうです。そのため、生業店が担っていた分野が大きく進化していくと予想されています。

次は、各業態の動向をレポートします。

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文 YRCG  編集 山中健

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