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家具屋さんがモールから消える!?

家具屋さんがモールから消える!?

調査の仕事があったので、対象となるモールのリサーチを行ってきました。場所によってはテナントさんの顔ぶれがだいぶ様変わりしています。

賃料も集客力もトップクラスのいわゆるグレード “A” モールでは、ユニクロとザラをのぞくインターナショナル SPA、アジア SPA が店舗規模を縮小、あるいは、賃料の安い場所に移動しているのがわかります。

一方で、その穴を埋めるように、メジャーシーンでは知名度が決して高いとは言えないブランドの進出が目立ちます。マレーシアのグレード “A” モールはこれまで、知名度かコネがないと半永久的にウェイティングリストから昇格できないと言われていました。

既存テナントが更新ごとの家賃増で悲鳴をあげる中、高い家賃を払う体力のある海外ブランドが悲願の進出を果たしたのでしょう。潮目が変わったことを表す出来事だととらえています。

主なところとしては、デンマーク人が起こしたブランドですが中国で1,000以上の店舗を持つ Vero Moda、中国200都市以上に展開するレディースブランド EP、トルコ企業がオーナーになった LC Wikiki などが挙げられます。

かつての TOPSHOP や FOREVER21 に代わり存在感を示す格好ですが、おそらく1ターム(3年)か2タームで、こうした顔ぶれにも何らかの変化がみられると思います。

変化といえば、インテリア家具、雑貨のお店が圧倒的に減りました。クアラルンプールの目抜き通りにあるので、日本人にも知名度の高いパビリオンには「東京ストリート」がありますが、ここはかつてインテリア家具と雑貨のゾーンでした。同じようなゾーニングは、KLCC からも完全に消えています。

シンガポール系の大型インテリア家具チェーン iwannagohome も撤退して久しいし、One Utama にある著名ブランドも今期中に閉店すると聞いています。

ショッピングモールが供給過多のマレーシアに、E コマースの普及加速が重なり、ここから先、さらにテナントさんの顔ぶれは変わり続けることが予測されます。

YRCG マレーシアオフィス
石橋正樹

About the author...

通信社勤務を経て、2004年にマレーシアでビューティー事業会社設立。アジア各国メディアとの人脈と起業経験を生かし、商業施設リサーチ、ビジネスマッチング、販促マーケティングでコンサルティングを行う。美容室 76 STYLE を経営するほか、美眉 & 美まつ毛専門サロン3店舗、飲食業4店舗のアジア出店を支援、実現した。また、日本企業のフランチャイズ展開を香港、マカオ、東南アジアで現地企業との間でまとめた。

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