2020年代に向けて
グローバル化とデジタル化。言われて久しいこの2つのワードが、今のビジネスを考えることのベースになりました。
2000年代の業界は、チャネルと価格の変化がビジネスの変革をもたらせましたが、2010年代はグローバル化とデジタル化が変革をもたせてきました。
業界におけるグローバル化を表す現象として、グローバルSPAの日本国内における存在感増大が挙げられます。グローバルSPAが市場ボリュームの一翼を担うようになり、ボリューム価格の下落を招きました。グローバルSPA自体の国内苦戦はあるものの、日本市場には大きな影響力を与えたことは間違いありません。今後は、グローバルSPAの価格帯が市場の中位となり、ローカルはより下位価格まで広がることもありえます。今はそのゾーンが古着やフリマアプリなどが担っていますが、ディスカウントストアの増加、ロウアープライスに新たなプレイヤー(欧州のプリマークのように)にシフトしていく可能性があります。
また、上位価格は、一部の世界のトッップブランドに集中。限られたファッションコンシャスが次から次へと乗り換えるようになると考えます。
デジタル化については、まさに日進月歩。今の業界の関心事であるAI。マーケティングだけでなくMD領域まで広がり、2020年代にはサプライチェーンマネジメント全体をコントロールするようになると言われています。
来年迎える2020年代に向けて、今年一年しっかりと準備をしていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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