山中コンサルティングオフィス

Ba・Ka・Ya・Ro・U

Ba・Ka・Ya・Ro・U

マレーシアで最も市民権を得ている日本語といえば、上位を争うのはどんな言葉になるでしょうか?

配車サービスの Grab を利用するのですが、こちらが日本人だと分かると、知っている日本語を披露してくださるドライバーさんに出くわすことがよくあります。そういうときはだいたい、「ありがとう」か「もしもし」の2つの単語が並べられることが多いです。

ランキングの番外編として印象に残る言葉が「ば・か・や・ろ・う」で、今回はこのばかやろうがテーマになります。

奇をてらう意図があるのかどうかは定かではないのですが、特に車内で悪いことをしでかした覚えはありません。ただ、彼らがその言葉を披露したいだけなのです。深い意味はありません(きっと)。良い言葉ではないだけに、どこで覚えたんだろうといつも不思議に思っていました。日本でも、ビートたけしさん以外が使っているのをあまり聞いたことがありません。

先週の金曜日、アジアでインフルエンサーのマネジメントを広く手がけるWebTVAsia の副社長さんと打ち合わせをする機会がありました。彼がプレゼンで使用した動画をみて納得しました。Grab ドライバーさんの言葉はここからきていたんだと・・・。

これは、東京盆踊り2020という動画です。ビデオの最後で、お相撲さんが「Ba Ka Ya Ro U」と3回ほど繰り返します。

WebTVAsia がマネジメントする Namwee というマレーシア人のシンガーソングライターが作成したビデオクリップです。日本を紹介する内容なのですが、本日現在、4,500万回以上再生されています。たくさんのマレーシア人が視聴しているようで、うちのスタッフも知らない人はいないほどです。

日本人が英語をうまく話せないことをコメディタッチで描いていて、コメント欄にざっと目を通す限り、各国の人々の反応は悪くないようです。

その中で、日本人と思われる方のコメントを紹介します。

「日本人としては、ちょっと違うなと感じるところはあるけど、日本全開で良いし、こうやって海外のアーティストが真剣に日本をアピールしてくれるのは嬉しい!」

まさにおっしゃる通り。

日本人がこの動画をご覧になると、このコメントのように賛否両論分かれると思います。「バカにされた感じがあって、日本人が伝えたいイメージではない」というのが否定派、「このインパクトで外国の方が日本に興味を持ってくれるのであれば、ありがたいこと」というのが肯定派の代表的な意見になるのではないでしょうか。

ビジネスを行なっている身としては、お客さまに認識していただくこと、興味を持っていただくことにはいつも苦労していますし、様々な知恵を使って日々努力しています。興味を持っていただけた方なら、こちらが伝えたいメッセージを受け入れてくださる可能性が増します。

Namwee と企画して、次は感動バージョンなどを作るのも1つの方法かもしれません。最初から美しいストーリーを作り上げても、4,500万回の再生にいたるまでには相当な時間がかかることが予想されます。

実際、Namwee というアーチストは、炎上覚悟で話題性のある音楽や動画を作成して有名になった人として知られています。マレーシア国歌のパロディー版を発表して批判を浴びたり、イスラム教を冒涜したとして逮捕されるようなビデオも製作しています。

D & G の中国での大失態が世界中で大きな話題となっている昨今ですので、もちろんリスクマネジメントには細心の注意を払わなければいけません。学ぶことが多い1週間でした。良い週末を!

YRCG マレーシアオフィス
石橋正樹

About the author...

通信社勤務を経て、2004年にマレーシアでビューティー事業会社設立。アジア各国メディアとの人脈と起業経験を生かし、商業施設リサーチ、ビジネスマッチング、販促マーケティングでコンサルティングを行う。美容室 76 STYLE を経営するほか、美眉 & 美まつ毛専門サロン3店舗、飲食業4店舗のアジア出店を支援、実現した。また、日本企業のフランチャイズ展開を香港、マカオ、東南アジアで現地企業との間でまとめた。

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