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2016年アジアの景況と見通しは?

2016年アジアの景況と見通しは?

2016年は軒並み停滞 アジア経済で期待できるのはベトナム

中小企業庁が支援する海外展開プラットフォーム事業というのがあります。東南アジア諸国を中心に、インドや、中国には香港を含む5つの拠点に専門家を配置。官民協力機関とのネットワークを活用し、日系企業の進出支援を行っています。

2月上旬、ホーチミンでそのプラットフォーム事業のリージョナル会議が行われ、アジア14カ国・地域から約60名の専門家が集まりました。クアラルンプール事務所から派遣される形で参加してきましたが、とても興味深い話を聞くことができました。

中国経済は、西南部の重慶などは2桁成長が続いているようですが、軒並み頭打ち。その他のアジア諸国からもあまり景気の良い話しは聞かれません。

特に各国の専門家が悲鳴を上げていたのは、最低賃金の上昇による人件費の高騰。上昇率は前年比10%以上、インドネシアや中国の一部の地域では同20%以上という数字も出ていました。

国民所得を向上させようという施策なのでしょうが、景気低迷とあいまって企業に対する影響は深刻だそうです。

そんな中、ベトナムはホーチミン、ハノイともに経済状況は非常に良好という報告がありました。ハノイでは冬物の衣料品の伸びが好調、IT のバックオフィス機能が活況、エンジニアの需要増、さらにホーチミンでは不動産も昨年より伸びているそうです。

地理的な優位性や人口の多さなどから TPP 特需を指摘する声もありました。また、ベトナムは EU とも FTA を締結しており、全包囲型で自由貿易圏を構築しようとしています。

今回のリージョナル会議。TPP 締結に向け、域内で日系企業に利益がもたらされるようにするための基盤強化がねらいの1つでした。

会議の内容を総括すると、TPP 以降、優位に働く国とそうではない国が比較的明確に分かれそうです。

文 石橋正樹

About the author...

通信社勤務を経て、2004年にマレーシアでビューティー事業会社設立。アジア各国メディアとの人脈と起業経験を生かし、商業施設リサーチ、ビジネスマッチング、販促マーケティングでコンサルティングを行う。美容室 76 STYLE を経営するほか、美眉 & 美まつ毛専門サロン3店舗、飲食業4店舗のアジア出店を支援、実現した。また、日本企業のフランチャイズ展開を香港、マカオ、東南アジアで現地企業との間でまとめた。

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